セイコー クラウン 19石 15013 1960年代 手巻き SEIKO CROWN [SL-0292]

セイコーのクラウンです。当時、セイコーの時計が世界水準に達したと認められた時計です。1959年に諏訪精工舎で製造開始され1967年頃まで製造が続けられていました。 国産時計の歴史を塗り替えたといえる日本時計史の中で重要な位置を占め”驚異の時計”と世界を驚かせた「セイコー マーベル」の機械が基礎となり製造されました。また、後のグランドセイコーのベースとなった時計としても有名です。往年の時計師に大変人気のある機種で国家検定試験にも使用されたりと、名声は止むことを知りません。裏蓋の内側には鶴のマークが刻まれていますが、これは「セイコーのケースであることの証」を示すもので、戦前戦後のセイコーのケースには殆ど刻印されていましたが、この時計が製造された1960年代には段々と刻印されなくなったようで、貴重となりつつあります。